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 シモいだけの話です。
    ※今回も会話ほぼオンリーですよー(いいわけ)※
    ※ふたりは未通です(どういういいわけ)※
    ※まだできてないってことです※




    テンゾウの部屋に上がりこんで、ぼーっとお茶を飲んでいたら、テレビから目を
    そむけないままテンゾウがぽつりとささやいた。
    「そういえば、こないだウチで大変なことがありまして」

    なので、オレもテレビみたままお返事。
    「うん」
    「相談なんですけど」
    「テンゾウ、守秘義務守秘義務」
    「きれいに舌回りますね・・・すごいなあ」
    「シュヒギムくらい続けていえないとね〜って、なんの自慢よ」

    そこはほめるとこなのかと思いつつ、一瞬いい気分になった自分が怖い。
    テンゾウが相談事なんて珍しいと、ようやくそこでテレビから視線をそらした。

    「あー、だいじょうぶです。そこまで漏らす話じゃなくて」
    「うん?」
    「このまえ、ウチの若いのが盛ってどうしようもなくなって、同僚に襲い掛かる
     トラブルがありまして」
    「・・・あー」
    「拘束して事なきを得たんですけど。ああいうの困りますよねほんと」
    「だねえ。衝動は耐えてもらわないとねえ」
    「襲われたほうは気にしてないといいつつショック受けてますし。襲ったほうは
     襲ったほうで少し薬嗅がされたみたいで体が辛そうだし」
    「そこまでいったら一人で出してもらうしかないんじゃないの?」
    「でもそんな正常な判断できないような、とんじゃってるヤツを一人で放置する
     わけにいかないじゃないですか。どんな気配と声だすかわかんないし、一応
     前線近いのに」
    「うーん、結界で囲い込み?」
    「作戦前だったんで無駄なチャクラは使いたくなくて」
    「・・・・・・うーん・・・素直に帰せばよかったのに・・・」
    「そいつの技が必要で連れてきたっていうのにね。ほんとにもう」
    「アーつらいねえ。ほんとにもう」
    「ボク、そういうこともあるって聞いてましたけど、あんなの初めてで。ちょっと
     対処に困ったっていうか・・・先輩は経験ありますか?ああいう場面」
    「多少はねぇ。昔は割とえげつない仕切りしてきたりとかあったよ。まだ戦争し
     てたし」
    「先輩は襲われた経験とか、襲った経験とかありますか?」
    「・・・さらっとすごいこときくね。前者はまあ、たまには。当時はガキとか女の子
     は危なかったからねえ。ウチの先生がかかりきりで防御してくれてたよ〜。特に
     女の子。医療忍なのにそいつを襲いにくるバカとかいてもうやってらんないの。
     オマエらを治してくれる子を怪我させてどうすんのって思うんだけど・・・・・・。
     やりたかったんだろうねえ。まったく。・・・後者はいまんとこ多分ないね。自覚
     ないだけだったらいやだけど」


    「実際、アレやられたらきついですかね?」
    「・・・そりゃあ・・・って、ええぇ!!?そういうこと聞いちゃうかなフツー?ちょっと
     無神経すぎない?」
    「え、だめですか」
    「だめってわけじゃないけど・・・あれ、でもやっぱダメ?・・・かなあ?・・・いやいいよ
     そういうのはともかくさ・・・想像してみなよ。オマエ男に突っ込まれて「いたかった
     なあ、もう」くらいで済むと思ってんの?」
    「それ以外に言い様がなければ、いうんじゃないですかね?」

    一気に混乱に陥ったオレと違って、テンゾウはあくまでマイペースだ。なんなの
    こいつ、想像力がないっていうかどういう落ち着きようっていうか、なんていうか
    ほんとバカなんじゃないだろうか。

    「あのねえ。オマエ本気でモノ考えてからいいな?オマエには想像とかの前に、
     予測っていう大事な知恵が備わってないの?フツーは男ならあんなとこに入れ
     たくないの!入れる場所じゃないの!一度入れたら終了ってわけじゃないよ!
     その後にまだ出し入れされるんだよ?そんなあっさり済むか!」
    「先輩下品ですよ」
    「お前にいわれたかないよーーー!!」
    「でも、随分詳しいんですね。やっぱり経験あるんじゃないですか?」
    「はぁ?」
    「だって出し入れされるとか、そんな」
    「だからオマエは予測できないのかっていってんの!テンゾウ、フツーに女の子
     相手にする時とか、入れたら終わりなの?入れたときが到達点なの?」
    「・・・・・・あー」
    「あーじゃない!」
    「すいません。あー、としかいえなくて。そうですよね。なんか男同士だったら
     すぐ終わるんじゃないかって勝手に思ってました」
    「・・・どういう妄想なのよソレ・・・」
    「本来入れる場所じゃないからきついんじゃないかなあ、って」
    「冷静なのか想像力がないのかちょっと判断できないねオマエ・・・」
    「そうですかね・・・」
    「まあオレも熱くなり過ぎた・・・ていうかびっくりした〜。もういいけどさ・・・。で?
     そん時は出したがりの人はどうしたの?」
    「ええ、目を離すわけにいかないので、ボクがついてました」
    「え」

    「・・・あ、危ない目にあったりしなかった?」
    「?しませんよ」
    「そうなの?相手拘束してたから?」
    「いえ、拘束は・・・まあ、してましたけど。ずっと見張ってなきゃいけないわけじゃ
     ないですか。でも興奮してる同性を前にしてると、気分悪くなる一方で」
    「そうだねえ。ていうかむしろみたくないよ・・・」
    「だから、仕方ないんで変化かけて、先輩の外見になってもらいました」
    「・・・・・・」
    「そしたら意外と同じ空間にいても。あまり辛くないことに気付いたんですよ。逆に
     安心して見守ってあげられました。これは一種の発想の転換だとボクは思ったん
     ですが、先輩はどう思われます?」
    「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    先輩は憤慨と羞恥で大変なことになったので、テンゾウさんを軽くボコりました。








すいませんスルーしてください(またいってる)
久しぶりにSSでもってかいてもかいてもシモい人たちに
なりました。オフ本でパンツ脱がせられなかったのが
そんなに響いてたのか自分・・・!
まだ未通のひとたちです。はたけがおぼこい。
告白もまだです。

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-ぼこり後-

「だから、無駄なチャクラ使うなっていってんのよ」
「自分に利益のないチャクラを使うのがイヤだっただけなんですが・・・」
(※そういう問題ではない)